同じところで、つまずいていませんか?
当てはまるものに印を付けると、「こうする」が出ます。点数で良い・悪いを決めるものではありません。
印を付けた所が、話す前に見直しておくところです。
言い方を、比べる
同じ「変わってほしい」でも、言い方で夫の受け取り方は変わります。線で消したのは家の中を凍らせた言い方、色の付いたほうは第6章で夫が紙を受け取った言い方です。どちらも、本の中で裕子さんが実際に言った言葉です。
はじめのひとことで、別れ話ではないと伝わります。
「好きに暮らしたい」は、夫には何をすればいいのか分かりません。曜日まで決めると、できるかどうかを考えてもらえます。
行き先や相手まで言わなくても、戻る時間を言えば、夫は待つ見通しが持てます。
自分だけの不満ではなく、二人で決めたいことだと伝わります。
夫にこう言われたら
本の中で、浩二さんが実際に口にした言葉です。言われたときに慌てないよう、受け止め方を先に知っておきます。
「……今度は、何の話だ」
前にこじれたことを、夫も覚えています。説明の前に、まず「離婚の話じゃない」と言う。
「卒婚? 要するに、別れるってことだろう」「言い方を変えただけだ」
言葉の意味で言い合うと、話はそこで止まります。言葉を引っこめて、してほしい中身を一つだけ言い直す。
「俺を捨てるのか」「俺はもう用なしか。お前だけ外で働いて」
責めているようで、置いていかれるのがこわいのかもしれません。言い返さず、「別れたいわけじゃない」とだけ伝える。
「……他人に、うちのことを話したのか」
ごまかすと、紙ごと信じてもらえなくなります。「一人では、どう言えばいいか分からなくて」と、本当のことを言う。
「……」(黙ったまま)
沈黙は、断られたのとは違います。1行ずつ話を進め、残りは「読んでおいてください」と紙に任せる。
「考えておく」
その場で答えを迫らないこと。浩二さんは3日後、紙に書き足して冷蔵庫に貼りました。紙を1枚渡して、待つ。
途中で、怖くなったら
声が大きくなる、責められて怖い、これ以上は話せないと感じたら、その場で結論を出さなくて構いません。「今日はここまでにします」と中断し、安全な場所へ移ってください。一人で続けず、「相談先」のタブにある窓口へ相談してください。
何度話しても聞いてもらえないときも、一人で抱えず、「相談先」のタブを見てください。
紙に書くことの、下書き
裕子さんが相談員の村井さんに教わったのは、気持ちではなく、暮らしのことを紙1枚に書いて、夫婦で1枚ずつ持つやり方でした。書くのは次の4つです。思いつくことから、ひとことずつで構いません。
一度に全部をそろえなくて構いません。相手にもできそうなことから、1行ずつで十分です。
紙1枚に、印刷できます。上の下書きがそのまま入ります(空いている所は書き込み用の線になります)。2枚印刷して、夫婦で1枚ずつ持ってください。コンビニのプリントや、PDFに保存して使うこともできます。
一人で抱えないために
話すことが怖いときは、安全を先に
暴力や脅しがある、行き先や連絡を強く見張られている、切り出すと危ないと感じる場合は、一人で向き合わないでください。この表より先に、安全な端末から相談してください。
緊急のときは110番。相談先が分からないときは、内閣府のDV相談ナビ #8008から、近くの相談窓口につながります。通話料がかかり、受付時間は窓口ごとに異なります。一部の電話からはつながらない場合があります。詳しくは内閣府の公式案内をご確認ください。
市の女性相談の窓口
別れたい相談だけの場所ではありません。「別れずに、どうしたらいいか」の相談もできます。相談は無料です。お住まいの市区町村の窓口で確かめてください。
夫が話し合いに応じてくれないとき
家庭裁判所に、夫婦の仲を整えるための話し合い(夫婦関係調整調停〈円満〉)を申し込む道があります。申立先は、相手の住所地の家庭裁判所、または二人が合意して決めた家庭裁判所です。収入印紙1,200円分と連絡用の郵便料が必要で、郵便料は裁判所ごとに異なります。相手が欠席したり、合意に至らなかったりした場合は、調停が成立せず終わることがあります。詳しくは裁判所の公式案内で確かめてください。